血管レーザー

赤み・血管病変レーザー(カテゴリ)ガイド

血管レーザー

「赤み・血管レーザー」は単一の機器ではなくメニュー上の分類で、最初に決めるべきは機器名ではなく「どの赤みか」です。ROSCO国際コンセンサスは光治療を持続性紅斑と毛細血管拡張症の選択肢として挙げる一方、一過性紅斑・ほてり(フラッシング)には推奨していません。

公開日 更新日 医学監修 キム・ドクハ
単一機器ではない
Excel V・Genesis Toning・Cosjet Laser・Clear Coco・Redness LDMが同じ分類に並ぶ
光が狙う標的
オキシヘモグロビン。吸収ピークは418・542・577nm
推奨されていない対象
一過性紅斑・ほてり(ROSCO国際コンセンサスのアルゴリズム)
比較データの規模
IPL対PDLのメタ解析は4件・計141名

メニューの「赤み治療」は何を指していますか?

それは診断名ではなく「訴え」であり、同じ見出しの下に性質の違う所見がまとめて並んでいます。江南院のメニューではExcel V・Genesis Toning・Cosjet Laser・Clear Coco・Redness LDMがこの見出しに並びますが、これはメーカーの製品名・院内プログラム名・そしてレーザーではない機器が混在した並びです。一方で臨床の文献は別の分け方をします。光が作用する標的は血液中のオキシヘモグロビンで、可視光域の418・542・577nmに吸収ピークがあるとされ、ROSCO国際コンセンサスは一過性紅斑・持続性紅斑・毛細血管拡張症に別々の第一選択肢を割り当てています。つまり治療を決めるのは項目名ではなく、あなたの赤みがどの所見かという判断です。

血管レーザーのカウンセリング計画を表現した抽象的な編集ビジュアル
出典: Abijou editorial visualization (AI-generated)説明用のAI生成イラストであり、実際の患者様の写真ではありません。

出典: ROSCO global consensus on rosacea management, Br J Dermatol 2017Lasers Med Sci review — oxyhaemoglobin absorption and vascular targeting

一過性のほてり・持続性紅斑・毛細血管拡張症はどう違うのですか?

3つは別の問題として扱われ、うち1つには光治療が推奨されていないからです。ROSCOは皮膚科医17名と眼科医3名が修正デルファイ法で合意形成した国際コンセンサスで、合意基準は75%以上とされています。そのアルゴリズムでは、持続性紅斑にIPLとパルス色素レーザー(PDL)が、毛細血管拡張症にIPL・PDL・レーザー・電気凝固が選択肢として挙げられます。しかし一過性紅斑・ほてりに対しては、光治療は推奨される選択肢に入っていません。理由は仕組みから説明できます。目に見える拡張血管は血液を保持した固定的な構造で、選んだ波長を吸収する標的として常にそこにありますが、誘因で出たり引いたりするほてりには狙うべき固定的な標的がありません。「顔がカッと赤くなって、しばらくすると戻る」が主訴なら、この見出しの項目はコンセンサスが示す答えではありません。

出典: ROSCO global consensus on rosacea management, Br J Dermatol 2017Lasers Med Sci review — oxyhaemoglobin absorption and vascular targeting

なぜ光が血管に作用して周囲の皮膚を比較的傷めずに済むのですか?

周囲の組織より強くその波長を吸収する発色団(クロモフォア)があるからです。本ページが引用するレビューは、オキシヘモグロビンが可視光域の418・542・577nmに明確な吸収ピークを示すと述べています。血管系の機器の波長が自由ではなく特定の値に集まっているのは、このピークがあるためです。さらに波長は到達する深さも決めるため、同じレビューは役割を分けています。緑色域のKTP系の波長は表在性の血管成分に、1064nm Nd:YAGはより深い成分に対応するという整理です。ここから面談に必要なことが2つ出てきます。血液を保持した血管がなければ吸収する対象がないこと、そして波長はその血管が存在する深さに合わせる必要があることです。どちらもメニューの文字ではなく、実際に肌を診て決める判断です。

出典: Lasers Med Sci review — oxyhaemoglobin absorption and vascular targeting

同じ機器なのに波長ごとに適応が違うのはなぜですか?

適応は筐体ではなく波長に付いているからです。Cuteraの公式ページはexcel Vの適応を波長ごとに分けて記載しています。532nmは良性血管病変、顔面および下肢の毛細血管拡張症、Civatte皮膚異色症、加えて良性色素病変。1064nmは毛細血管拡張症、酒さ(rosacea)、静脈湖、下肢静脈、クモ状静脈、加えてしわです。物理側の説明と並べると整合的で、短い波長はオキシヘモグロビンの強い吸収ピークに近く表在性の処置として記載され、1064nmはより深い成分に対応する波長として語られます。だからこそ「どの機械か」は面談に持ち込む問いとして不十分です。同じプラットフォーム上の2つの予約が別の治療になり得るため、確認すべきは「自分の所見に対してどの波長を使う予定か」です。

出典: Cutera excel V — official indications by wavelengthLasers Med Sci review — oxyhaemoglobin absorption and vascular targeting

トーニング型(Genesis)は血管を狙うレーザーと同じですか?

いいえ。メニュー全体の中で最も混同されやすいのがこの点です。CuteraはLaser Genesisを非アブレイティブの1064nm Nd:YAG治療と説明し、高い繰り返し周波数・マイクロ秒パルス・8mmのスポットサイズによって迅速なエネルギー供給を行い、制御された真皮加熱を実現すると記載しています。標的として挙げられているのは微小血管とコラーゲンで、適応の記載には赤み・酒さ・びまん性紅斑が含まれます。8mmのスポットで真皮全体を加熱することは、1本の目に見える血管の内部に吸収エネルギーを集中させることとは別の手法です。つまり血管破壊型ではなく真皮の蓄積加熱型です。両者が同じ「赤み」の見出しに並ぶことはあり、どちらにも役割はありますが、置き換え可能な予約ではありません。設定も感じ方も対象とする所見も異なり、一方の見積もりは他方の見積もりにはなりません。

出典: Cutera Laser Genesis — official treatment pageCutera excel V — official indications by wavelength

国際的なガイドラインは光治療をどこに置いていますか?

特定の2つの所見に対する第一選択肢の1つとして、試験の測定ではなく専門家の構造化された合意によって置かれています。ROSCOは皮膚科医17名・眼科医3名が修正デルファイ法で作成した国際コンセンサスで、合意は75%以上の一致と定義されています。その成果物は単一の診断名ではなく所見(フィーチャー)ごとに整理された管理アルゴリズムです。持続性紅斑にはIPLとPDLが、毛細血管拡張症にはIPL・PDL・レーザー・電気凝固が選択肢として並びます。ただしコンセンサス文書が示さないものもあります。効果量の測定です。経験ある臨床医がどこに位置づけるかの合意であって、どれだけ効くかの実測ではありません。だからアルゴリズムに載っていること自体を効果の根拠として読むべきではなく、実際に測られた内容は次のセクションで見ます。

出典: ROSCO global consensus on rosacea management, Br J Dermatol 2017

IPLとPDLの比較データはどれくらいの規模ですか?

露出の多さに比べて、かなり小さい規模です。J Cosmet Dermatol 2024のメタ解析が統合したのは4件・計141名で、内訳は前向きの半顔(split-face)研究3件と後ろ向き研究1件です。50%超の改善(クリアランス)では両群に差はありませんでした。75%超の改善はIPL群77.78%、PDL群66.67%と報告されています。紅斑指数(erythema index)の変化には統計学的有意差はありませんでした。疼痛はPDLの方が低いと報告されています。著者ら自身が限界を明記しています。研究4件・141名という規模、研究間での治療パラメータの不均一性、そして含まれた研究の多くで追跡期間が記載されていないことです。最後の点が重要で、本ページが「効果がどのくらい持つか」「どのくらいの頻度で戻るか」という数値を一切書かないのはこのためです。統合された根拠にその数値が含まれていない以上、どこかで提示される数字はこの解析から来たものではありません。

出典: IPL vs PDL meta-analysis, J Cosmet Dermatol 2024ROSCO global consensus on rosacea management, Br J Dermatol 2017

効果はどのくらい続きますか?

効果がどのくらい持つかは、まさに統合された根拠が報告していない部分です。IPLとPDLの2024年のメタ解析は4件・141名分のデータしかなく、含まれた研究の多くはそもそも追跡期間を報告していません。したがって、クリアランスが何か月続くか、血管がどのくらいの頻度で戻るかについて、この解析には数値が存在せず、他所で示される数字はこの解析由来ではありません。代わりに明確なのは、どの所見を対象にした治療かという点です。ROSCOコンセンサスは持続性紅斑と毛細血管拡張症についてはIPLとPDLを第一選択の一つに位置づけていますが、一過性のほてりに対する光治療は推奨していません。ほてり自体には狙うべき固定した血管がないためです。この区別は、持続期間の数字よりも計画にとって重要です。再施術が必要になるかどうかは、実際にどの所見があるか、施術後に新たな血管や再発がどれだけ生じるか、そして本人の血管の傾向によって決まり、4件のプール解析ではそのどれも決められません。クリニックには、治療対象の所見が何か、そのクリニック自身のプロトコルで何回のコースを想定しているか、公表されたプール解析ではなく自院の経過観察で何を確認してきたかを尋ねてください。

出典: IPL vs PDL meta-analysis, J Cosmet Dermatol 2024ROSCO global consensus on rosacea management, Br J Dermatol 2017

肌の色によってリスクの考え方は変わりますか?

吸収の競合が変わり、それに伴ってリスクの計算も変わります。3つのピークのうち最も吸収が強いのは418nmですが、レビューはこの波長ではメラニンが吸収を競合し、色素変化のリスクを伴うと指摘しています。紙の上で最も強いピークが、色素のある肌で実際に選ばれる波長ではないのはこのためです。波長が長いほどメラニンの吸収は弱くなるため、より深い血管や濃いFitzpatrickタイプでは1064nm Nd:YAGが語られることが多くなります。ただし色素のある肌でのその裏づけは薄く、そのまま読むべきです。ここで引用しているのは編集者への手紙(letter to the editor)として掲載された症例集積で、患者10名・全員女性、Fitzpatrick III型40%・IV型60%が1064nm Nd:YAGで治療され、80%が「excellent」と評価され、炎症後色素沈着・色素脱失・紫斑の報告はなかったという内容です。対照群のない10例、追跡期間の記載なしという規模は「10人に何が起きたか」の記録であって、ある波長がある集団に安全だと示すものではありません。肌タイプは解決済みの前提ではなく、面談で開いたまま扱う項目です。

出典: Lasers Med Sci review — oxyhaemoglobin absorption and vascular targetingSkin Res Technol 2023 — 1064 nm in Fitzpatrick III-IV, case series

メニューに並ぶ項目名はどう読めばよいですか?

3種類の異なるラベルとして読み、そのうち1つは訂正が必要です。Excel VとLaser Genesisはメーカーの製品名で、確認できる公式の適応ページがあり、本ページでも出典として引用しています。Clear CocoとCosjet Laserはクリニックのメニューに載っている名称ですが、本ガイドの作成時点でメーカーや規制当局の一次資料を確認できませんでした。したがってここでは仕組みについて何も記載しません。誠実に言えるのは「予約可能な項目としてその名前が存在する」ことまでで、どの機器のどの波長を使うのかはクリニックに確認すべき事項です。Redness LDMははっきり訂正します。LDMはLocal Dynamic Micromassageの略で、メーカーの公式機器ページが説明しているのは1・3・10MHzで動作する超音波機器です。レーザーではありません。公式の適応リストにはにきび・アトピー性皮膚炎・瘢痕・乾癬などが含まれますが、紅斑・ほてり・酒さは含まれていません。項目名にある「Redness」はクリニックのメニュー表記であって、メーカーの適応に基づく表現ではなく、血管レーザーとして読むべきではありません。

出典: Wellcomet — LDM official device pageCutera excel V — official indications by wavelengthCutera Laser Genesis — official treatment page

ダウンタイムと帰国後を含め、予約前に何を確定させますか?

どの所見を治療するのか、そこからどの手法になるのか、そして帰国後をどうするのかの3つです。まず所見の名前を言ってもらってください。一過性のほてりか、持続性紅斑か、毛細血管拡張症か。コンセンサスのアルゴリズムはそれぞれに別の選択肢を割り当てており、一過性紅斑・ほてりには光治療を推奨していません。次に各項目がどの機器を予約するものか、使用波長は何か、血管標的型か真皮加熱型かを確認します。これは強弱の違いではなく手法の違いです。さらに機器名・波長・設定を書面で受け取ってください。後日ほかの医師にかかるときに、何をしたかが伝わります。その上で「分かっていないこと」も聞いてください。統合解析は含まれた研究の多くで追跡期間を報告しておらず、持続に関する信頼できる数値は存在しません。なおダウンタイムについては、本ページが引用した出典に測定値がないため期間を示せません。想定される反応とその期間、色が濃くなった場合の対応、帰国後の連絡方法を予約時に確認してください。以下は引用研究の結論ではなく一般的な事前・事後の安全確認事項です。直近の日焼けや日光曝露、服用中の薬、妊娠・授乳、ケロイドや治癒異常の既往、過去の施術後の色素沈着、ここ数週間のレーザー・ピーリング・エネルギー機器施術を申告すること。そして水ぶくれ、やけどが疑われる変化、治まらず強くなる痛み、排液、広がる赤みや熱感、治らないかさぶた、周囲より明らかに濃く/薄くなった部位があれば速やかにクリニックへ連絡してください。

出典: ROSCO global consensus on rosacea management, Br J Dermatol 2017IPL vs PDL meta-analysis, J Cosmet Dermatol 2024

どれが血管を狙い、どれが真皮を温め、どれがレーザーではないのですか?

これは優劣の一覧ではなく、引用した一次資料が「何を記載しているか」の対応表です。行の出所は種類が異なります。メーカーの適応ページ2件、コンセンサスのアルゴリズム、4件を統合したメタ解析です。1つの試験から出た数値のように横並びで比較することはできません。一次資料を確認できなかった項目は、埋めずにその旨を書いています。

どれが血管を狙い、どれが真皮を温め、どれがレーザーではないのですか?
項目・手法エネルギーと波長引用資料に記載されている対象該当しないこと
532nm(excel V)532nmレーザー、可視光の緑色域メーカーページの記載は良性血管病変、顔面・下肢の毛細血管拡張症、Civatte皮膚異色症、加えて良性色素病変より深い血管成分に対して語られる波長ではない。短い波長ほどメラニンとの吸収競合も強くなる
1064nm(excel V)1064nm Nd:YAG、血管標的型メーカーページの記載は毛細血管拡張症、酒さ、静脈湖、下肢静脈、クモ状静脈、加えてしわ一過性紅斑・ほてりに対してコンセンサスが推奨する選択肢ではない
Laser Genesis非アブレイティブ1064nm Nd:YAG。高い繰り返し周波数、マイクロ秒パルス、8mmスポット微小血管とコラーゲンを標的とした制御された真皮加熱。適応の記載に赤み・酒さ・びまん性紅斑を含む血管破壊型の治療ではない。メーカーが説明しているのは制御された真皮加熱
IPL単一波長のレーザーではない広帯域光コンセンサスのアルゴリズムで持続性紅斑と毛細血管拡張症に記載。統合解析では75%超の改善が77.78%同解析の紅斑指数の変化でPDLとの有意差は示されていない
パルス色素レーザー(PDL)統合解析でIPLの比較対象とされた血管系レーザーコンセンサスのアルゴリズムで持続性紅斑と毛細血管拡張症に記載。75%超の改善は66.67%、疼痛はIPLより低い同解析はIPLとの上下を決めていない。紅斑指数の差は統計学的に有意ではない
Redness LDM(メニュー名)1・3・10MHzの超音波。LDMはLocal Dynamic Micromassageの略メーカー公式の適応リストににきび・アトピー性皮膚炎・瘢痕・乾癬などを含むレーザーではない。紅斑・ほてり・酒さはメーカーの適応リストに含まれていない
Clear Coco、Cosjet Laser(メニュー名)本ガイドでは不明本ページ作成時点でメーカー・規制当局の一次資料を確認できなかったここでは施術内容として説明しない。どの機器のどの波長を予約するものかはクリニックに確認

割合の数値は、4件・計141名を統合したメタ解析1件に基づきます。研究間でパラメータが不均一で、多くの研究で追跡期間が記載されていません。個人の結果を予測する値ではなく、本ページは持続や再発の数値を一切示していません。統合された根拠にその報告がないためです。メーカーの適応リストは特定の市場での販売上の記載であり、本表では製品名を認可番号に1対1で結び付けていません。販売名と規制上の登録名は一致しないことが多いためです。またコンセンサスのアルゴリズムは、一過性紅斑・ほてりに対して光治療を推奨していません。

出典: Cutera excel V — official indications by wavelengthCutera Laser Genesis — official treatment pageROSCO global consensus on rosacea management, Br J Dermatol 2017IPL vs PDL meta-analysis, J Cosmet Dermatol 2024Wellcomet — LDM official device page

アビジューの診療体制

診察と施術は選択した院の医療チームが担当します。ここでは本ガイドから案内する3院の代表医師を掲載しています。当日の担当医は各院へご確認ください。

キム・ドクハ 江南店 代表院長

江南店 代表院長

キム・ドクハ

お客様との信頼を守ってきた確かな信念と原則で、これから守っていくべき100年も変わらず歩んでまいります。

ユン・チョルス 明洞店 代表院長

明洞店 代表院長

ユン・チョルス

最後の瞬間まで、お客様のお気持ちを考えながら施術いたします。

キム・ジェウク 弘大店 代表院長

弘大店 代表院長

キム・ジェウク

小さな変化も見逃さない繊細さで、最善を尽くしてまいります。

各院の医療チーム情報であり、本記事の医学監修者表示ではありません。

よくあるご質問

酒さ(しゅさ)と「赤ら顔」は同じものですか?

違います。酒さは医師が下す診断名で、「赤ら顔」は原因が複数あり得る見た目の表現です。日本語の「赤ら顔」は一過性のほてりと持続的な紅斑の両方を含んでしまう日常語なので、面談では言い換えが必要になります。この区別が実務に効くのは、ROSCOコンセンサスが診断名だけでなく所見ごとにアルゴリズムを組み立てているからです。持続性紅斑と毛細血管拡張症にはそれぞれ選択肢が並び、一過性紅斑・ほてりは別扱いで光治療は推奨に入っていません。どの所見かを決めるのは実際に肌を診た医師であり、その判断が治療を選びます。

「血管レーザー」と「赤み治療」は同じ意味ですか?

同じ対象を別の角度から呼んだ言葉です。「血管」は標的を、「赤み」は訴えを指しています。標的は血液中のオキシヘモグロビンで、418・542・577nmに吸収ピークがあり、選ぶ波長が到達する深さを決めます。表在性には緑色域、より深い成分には1064nm Nd:YAGという整理です。この2語が実務で一致しなくなるのは予約の段階で、「赤み」という見出しの中には真皮加熱型のレーザーが入ることがあり、この院のメニューでは超音波機器まで含まれています。いずれもその意味での血管標的ではありません。

418nmが最も吸収が強いなら、なぜその波長を使わないのですか?

メラニンが同じ波長で吸収を競合し、色素変化のリスクを伴うからです。オキシヘモグロビンのピークを418・542・577nmと示したレビューは、3つのうち最も短いこの波長でメラニン吸収が問題になると指摘しています。そのため実際の血管治療では、表在性には緑色域のKTP系、深部には1064nm Nd:YAGというように、より長い波長側が使われます。標的がどれだけ吸収するかは計算の半分にすぎず、同じ光を肌の中の何が一緒に吸収するかがもう半分です。肌の色が波長選択に関わるのはこのためです。

IPLとPDLはどちらが優れているのですか?

現時点で公表されている根拠の水準では、どちらとも言えません。両者を比較した2024年のメタ解析が統合したのは4件・計141名(前向き半顔研究3件、後ろ向き研究1件)です。50%超の改善では両群に差がなく、75%超の改善はIPL 77.78%、PDL 66.67%、紅斑指数の変化には統計学的有意差なし、疼痛はPDLの方が低い、という結果でした。著者ら自身が、研究4件・141名という規模、パラメータの不均一性、多くの研究で追跡期間が未記載であることを限界として挙げています。小規模な比較であって、決着ではありません。

ジェネシス系のトーニングは血管レーザーの弱いバージョンですか?

いいえ。同じ手法の出力違いではなく、別の手法です。メーカーはLaser Genesisを非アブレイティブの1064nm Nd:YAG治療と説明し、高い繰り返し周波数・マイクロ秒パルス・8mmスポットで迅速にエネルギーを供給し、制御された真皮加熱を行うとしています。標的として挙げられているのは微小血管とコラーゲンです。血管標的型は特定の血管内部に吸収エネルギーを集中させ、真皮加熱型は広いスポットの下で真皮全体に熱を行き渡らせます。手法が違うため予約の差し替えはできず、感じ方も設定も、狙う所見の種類も互いに流用できません。

赤みのレーザーとシミのレーザーは同じ機械ですか?

プラットフォームは重なり得ますが、標的は重なりません。excel Vのメーカーページは532nmについて、良性血管病変・顔面および下肢の毛細血管拡張症・Civatte皮膚異色症と、良性色素病変の両方を記載しています。1台の機器の1つの波長が2つの見出しに登場するということです。変わるのは狙う発色団で、血管内のオキシヘモグロビンか色素病変のメラニンかによって設定も事前の評価も変わります。同じ機械の電源が入るとしても、「シミ」の見積もりと「赤み」の見積もりは同じ予約の2つの価格ではありません。

痛みはありますか?麻酔は使いますか?

本ページが引用した出典にあるのは比較の記述1つだけで、疼痛スコアはありません。4件を統合した解析で、疼痛はPDLの方がIPLより低いと報告されています。数値スケール、麻酔のプロトコル、機器ごとの値は、いずれも本ページで使用した一次資料からは得られません。実際の感じ方は機器・設定・部位・表面麻酔の有無で変わるため、一般論ではなく施術するクリニックのプロトコルを確認してください。

ダウンタイムはどれくらいですか?数日後に帰国の便があっても大丈夫ですか?

本ページの出典にはダウンタイムの測定値がないため、回復までの期間を示すことはできません。言えるのは、統合解析が含まれた研究の多くで追跡期間を報告しておらず、施術後の経過こそ公表された根拠が最も薄い領域だということです。渡航前の実務としては、機器名・波長・設定を書面で受け取り、想定される反応とその期間、治療部位が治まらず濃くなった場合の対応、海外からの連絡方法を確認してください。上のセクションに挙げた注意サインは、引用研究の結論ではなく一般的な施術後の安全確認事項です。

何回くらい必要ですか?間隔はどのくらいですか?

本ページの出典から回数を示すことはできません。IPLとPDLの統合解析は4件の研究から改善割合を報告していますが、パラメータは不均一で、多くの研究で追跡期間が未記載です。コンセンサスのアルゴリズムは所見ごとに選択肢を並べるだけで回数を規定していません。メーカーページが記載しているのは適応であってプロトコルではありません。したがって回数と間隔は、所見を実際に診た医師に属する判断です。診察前に提示される回数は、根拠に基づく計画ではなく販売上の見積もりです。

どんな場合に延期・再検討すべきですか?

最もはっきりしているのは、主訴が固定的な変化ではなく一過性のほてりである場合です。ROSCOコンセンサスは一過性紅斑・ほてりに対して光治療を推奨する選択肢に入れていません。これ以外は研究の結論ではなく一般的な事前確認事項です。治療部位の感染や炎症、直近の日焼け・日光曝露、妊娠・授乳、光線過敏を起こし得る薬の服用、ケロイドや治癒異常の既往、過去の施術後に色素沈着を起こした経験、ここ数週間のレーザー・ピーリング・エネルギー機器施術は、いずれも申告したうえで医師に判断してもらってください。

施術後、どんな症状が出たら連絡すべきですか?

想定内の赤みを超える反応が出たとき、特に治療部位の色が変わったときです。以下は引用研究の結論ではなく一般的な施術後の安全確認事項です。水ぶくれ、やけどが疑われる変化、治まらずに強くなる痛み、排液、広がる赤みや熱感、発熱、治らないかさぶた、周囲より明らかに濃く/薄くなった部位。出典から言える点が1つあり、短い波長ではメラニンが吸収を競合して色素変化のリスクを伴うため、色の変化は様子を見るより早めに相談する価値があります。呼吸困難、失神、唇・口・舌・喉の急な腫れは救急対応が必要です。

その機器は赤みの治療として承認されていますか?

機器ごとに個別に確認するしかありません。適応は「特定の名称の機器」に「特定の市場で」与えられるものだからです。メーカーページが示すのは販売上の適応で、excel Vは1064nmに毛細血管拡張症と酒さを、Laser Genesisは赤み・酒さ・びまん性紅斑を記載しています。ただしメーカーページは各国の登録そのものではなく、クリニックのメニュー名は登録上の機器名と一致しないことが多く、本ガイドは製品名と認可番号を1対1で結び付けていません。使用予定の機器名と型番、その個体が韓国でどう登録されているか、どの適応で登録されているかを確認してください。

クリニックによって料金が違うのはなぜですか?どう比べればよいですか?

金額より先に、見積もりの中身をそろえます。確認するのは、その項目がどの機器のどの波長を予約するものか、手法は血管標的型か真皮加熱型か、そもそもレーザーなのか(この院のこの見出しには超音波機器も含まれます)。さらに範囲が全顔かスポットのみか、照射の回数(パス数)、1回分か複数回パッケージか、診察と経過確認が含まれるかです。手法が違う見積もりは同じ施術の2つの価格ではありません。本ページは料金を掲載していないため、各クリニックに内訳の提示を求めてください。

どんな人に向いていますか?短期滞在でも受けられますか?

向き不向きは、メニュー名ではなく医師が対面で特定した所見によって決まります。コンセンサスのアルゴリズムは光治療を持続性紅斑と毛細血管拡張症に向けており、一過性のほてりには推奨していません。したがってどちらなのかを確定させることが形式ではなく最初の手順です。短期滞在では2つの限界を正直に見てください。比較データは4件・141名で多くの研究が追跡期間を報告しておらず、帰国後数週間の状態を確実に言える人はいないこと。そして施術後の色の変化は、施術したクリニックが診るのが最も適切であることです。渡航日程・肌タイプ・服薬・過去の施術歴を伝え、施術と経過確認をセットで判断してもらってください。

アビジュクリニックの診療の考え方

2006年に江南で始まり、現在は全国17院まで広がりました。スローガンは「日常に溶け込む肌の変化」です。一度に大きく変えることよりも、生活に無理なく続けられるケアを基準にしています。

  • 全店舗合計で専門医療スタッフ約1,000名・安全認証を受けた正規品医療機器350台
  • 正規品・定量のみを使用します — 状態を見て、必要な範囲だけをお受けいただけます
  • 価格は各店舗で公開されている公式の価格表をそのままご案内します

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  • 施術別の価格が店舗ごとに公式予約センターに公開されています
  • 韓国語のほか英語・日本語・中国語での対応が可能です
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